米国を除く全世界株式のパフォーマンスに興味があり、該当するETFを調査しました。
また、オルカンの購入を迷ったときに、私が考えたことも書いています。
目次
- 調査結果
- 安全性
- 収益性
- 迷ったら
- 注意事項
- データ
1. 調査結果
米国を除く全世界株式よりも、全世界株式のほうが安全性と収益性が高かったです。
過去15年間のオルカンのパフォーマンスは、米国株式が引き上げていたと考えています。
2. 安全性
ETFの増収と減収の年を回数にして、1年単位で見た元本割れの発生確率を求めました。
ETF | 連動指数 | 増収 | 減収 | 元本割れ |
---|---|---|---|---|
CWI | MSCI 除く米国 | 10回 | 5回 | 33.33% |
ACWI | MSCI オルカン | 11回 | 4回 | 26.67% |
SPY | S&P500 | 13回 | 2回 | 13.33% |
QQQ | NASDAQ100 | 13回 | 2回 | 13.33% |
※ 期間は15年間(2009年~2023年)
ACWIのデータが存在する期間としています。また、参考としてS&P500とNASDAQ100も加えています。
3. 収益性
年間収益率から計算した総収益と、幾何平均の年率です。
ETF | 連動指数 | 総収益 | 年率 |
---|---|---|---|
CWI | MSCI 除く米国 | 162.80% | 6.65% |
ACWI | MSCI オルカン | 326.32% | 10.15% |
SPY | S&P500 | 601.64% | 13.87% |
QQQ | NASDAQ100 | 1473.92% | 20.17% |
※ 期間は15年間(2009年~2023年)
4. 迷ったら
私がオルカンの購入を迷ったときに意識したのは、米国以外で自分が長期で投資したい国はあるか、という点です。
そのため、今回の記事や以下のリンク先で、米国以外の株式指数についても調査するようになりました。
日、英、仏、カナダ、中国といった国の株式指数についても比較していますので、見て頂けると嬉しいです。
5. 注意事項
- 今後の運用成果を保証するものではありません。
- 為替と配当金は考慮できていません。
6. データ
- 海外版 Yahoo Finance の Annual Total Return を参照しました。